ほとんどセリフ

ほとんどセリフがないワキ役ですから、“看板に偽りあり”だと思いますが、それを凌駕する美しさでした。パールが家を出たということで、ラブの後妻に話がまとまると、喜々としてラブのもとへと走り去る。その姿がいじらしい。「街の野獣」のリチャード・ウィドマークといい、男運のない役ばかりですな。「エジプト人」でも相手にされないし。今ごろになってなんですが、ジーン・ティアニーを追いかけたくなりました。
いつものフォード一家はワード・ボンドだけかいと思っていたら、終盤に警察署長としてラッセル・シンプソンが出てくるし、その部下でジャック・ペニックが出ていました。ジーターがシスター・ベッシーの車を売りつけようとする紳士が警察署長だったという展開なんか、いいですね。